カフェインは法律で禁止すべきでは?

私は個人的にはカフェインは法律で禁止すべきではないかと思っています。というのも依存性があってなかなかやめられなくなり、明らかに健康を害するからです。大袈裟にいえば麻薬と変わりないからです。少なくとも私にとっては毒のようです。私にとっての毒とは、眠れなくなりますし、ニキビなどを生じさせるからです。

実際にはカフェイン中毒の方も多く、民主主義の日本でカフェインを法律で禁止するのは困難だとは思います。

かつてアメリカで禁酒法が施行され失敗しました。治安を良くする目的で一切のお酒を禁止する禁酒法が施行されて、人々は裏でお酒を求めたためマフィアが暗躍することになりました。治安を守ることが目的であったにもかかわらず、マフィアが暗躍して治安が悪化する皮肉な結果となりました。

カフェインを法律で禁止しようとすると反発も激しく、万が一法律で禁止出来たとしても闇取引が生まれるだけだと思います。カフェインを法律で禁止するというタイトルにはしましたが、現実には難しそうです。

法律で禁止しない代わりに

依存性があり病気にもなるカフェインを法律で禁止するのは無理だと思いますので、その代案を考えてみます。

お酒やタバコのように年齢制限をすることも選択肢の1つではありますが、子供が良く食べるチョコレートやココアにも含まれているため、年齢制限は現実的ではないと思います。

合理的に考えれば課税することです。依存性があって病気を引き起こすのは、お酒やタバコと何ら変わりません。依存性には気付いていても、病気になるという発想がないため、カフェインのせいで病気になっていると気付いていないだけです。ちなみに花粉症もカフェインをやめただけで治った人が何人かおられます。

集めた税金をカフェインのせいで引き起こされる病気の治療費にあてるのが合理的だと思います。そもそもカフェインを摂らなければ、カフェインによる病気の治療費は必要ないからです。

少なくともカフェインを含む食料品は飲料は、大きくカフェイン含有と表示するように法律で制定すべきだと思います。そしてタバコのように健康を害することがありますと表示すべきだと思います。

まだ証明された訳ではありませんが、私がみている患者さんで花粉症などもカフェインをやめることで治っていますから、原因である可能性が考えられます。

もしかしたら人類は糖質だけでなくカフェインという大きな落とし穴にも落ちているのかもしれません(参考:大きな落とし穴(糖質依存に人類が陥った理由)

法律で禁止あるいは課税されなくても、カフェインの害に気付いた人からやめてしまえば良いだけのような気がします。カフェインに害があることを理解した人だけが健康になっていきましょう。

原因不明の病気で困っていれば

花粉症やニキビ、アトピー性皮膚炎など原因が特定されていない病気でお悩みでしたからカフェインをやめてみることをお勧めします。もしかしたら症状が良くなるかもしれません。カフェインをやめることで症状が良くなれば、原因である可能性が考えられます。

少なくとも不眠症でお悩みでしたら、薬を飲む前に一切のカフェインをやめてみるべきだと思います。私は子供の頃不眠症で悩んでいましたが、今思えばほうじ茶を飲んでいたことが原因でした。

もしかしたらガンなど命に関わる病気もカフェインが関連しているのかもしれません。

カフェインをやめても害はないと思いますので、何らかの病気でお悩みならカフェインをやめてみてください。カフェインをやめることで多くの病気が治ることが皆んなにわかれば、カフェインで病気になることが常識になり、本当にカフェインに課税される日がくるかもしれません。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。